平成18年9月 八幡平市「産直 りんどうの里」 インデックスページへ戻る
八幡平市「産直 りんどうの里」
「産直 りんどうの里」代表の北口ハマ子さんにお話を伺いました。

北口ハマ子さん

 ゼラニュームやミニシクラメンの鉢、スプレーギクやケイトウの切り花。初秋の空気が漂う季節になってもなお、八幡平市の「産直りんどうの里」にはたくさんの花が並んでいた。赤、白、黄色にピンク…とりどりの色彩の中でもひときわ多く目に付くのが、深い藍色をしたリンドウの花だ。「日持ちもするし色もきれいと、わざわざ遠くから買いに来るお客さんもいます」。産直組合代表の北口ハマ子さんが、嬉しそうに微笑む。


安代インターそば、県道282号沿いという立地のよさから客層も幅広い「りんどうの里」


鉢花類の種類は豊富。育て方を教えてもらえるのも生産者が運営する産直ならでは


野菜、果物、米、加工品など多彩な品揃え


安代産のとうもろこしも人気商品

ここ八幡平市の安代地区は、日本一のリンドウ産地。花は施設名の由来であることはいうまでもなく、産直のシンボルであり人気商品のひとつになっている。
 平成14年まで、安代地区の中心部には産直がなかった。そこで農協女性部部長で初代組合長でもあった大森やえさんらが中心となり、農協倉庫前の敷地を借りて始めた青空産直が「りんどうの里」の出発点。毎日開かれる市は評判となり、やがて国道282号を挟んだ向かい側の現在地でビニールハウスを利用して活動が始まった。そして今年6月、念願の施設が完成した。


菓子工房を持つメンバーが作る、草餅やきりせんしょ、おやきなども並ぶ


初代組合長・大森さんの出身地、青森県名川町の産直と交流。特産のフルーツが届く

 広い店内には、安代の農産物がずらり揃う。野菜はもちろん、秋は特産マイタケや天然シメジのシーズン。加工品で人気を呼んでいるのは、昨年から作り始めた山ぶどうジュース。「安代の山ぶどうは酸味と甘みのバランスが丁度いい。貧血予防にもなりますよ」と北口さんもすすめる品だ。


注目商品の山ぶどうジュース。ラベルや商品解説リーフレットは若手メンバーの手作り


目にいいと評判のブルーベリーもある。完全無農薬の文字に生産者の自信が

 だが、やはり一番圧倒されるのはリンドウである。美しい藍色の「安代の初秋」、濃紺の「ニューハイブリッドアシロ」は洋花のアレンジにも人気という。珍しいピンクのリンドウは「ラブリーアシロ」という名前。色、花の形、株立ち…リンドウにこれほど多彩な品種があることにまず驚く。「うちは組合員の7人ほどが花農家だから、いつ来てもリンドウが並んでいます」と、自らもリンドウ農家の北口さんはピーアールする。


手前がオリジナル品種の「安代の初秋」、その奥は安代を代表する「安代の秋」


淡いピンクの花と小葉が愛らしい「ラブリーアシロ」


外国産のリンドウとの交配品種「ニューハイブリッドアシロ」はモダンな雰囲気


当番は半日交代制。安さと品数の豊富さに常連客がついている

 組合員は農家、民宿経営と多彩な顔ぶれで、中には嫁と姑で参加している家庭も。元気な接客や商品解説リーフレットなどは若いメンバーの発想で、「これぞうちの個性」と北口さんも胸を張る。経験による知恵、新鮮なアイデア。世代を超え協力しあう中からオリジナリティも生まれた。
 青空産直の時代から5年。「農業との両立は大変だけど、ここがあるから頑張れた」と北口さんは振り返る。支えたのは家族の協力、客からの感謝の言葉、そして仲間の存在だった。「ここがみんなの集まる場所」―大森さんの言葉は、「りんどうの里」に関わる皆の気持ちも代弁している。


初代組合長の大森やえさん。今日は愛犬とともにリンドウを出荷にきた


手前左より、北口ハマ子さん、大森やえさん、北館康子さん。後ろ左より、三浦美穂子さん、種市とし子さん、北口美智子さん、大森隆子さん、斉藤ヤス子さん。組合員は34人

 営業は5月の連休〜11月初旬までで、時間は午前8時30分〜18時(10月からは〜17時)、毎週火曜日定休。

「産直 りんどうの里」の場所と連絡先

住所:岩手県八幡平市清水92-1
TEL:0195-72-2160

案内図
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