平成18年1月 花巻市 農産加工グループ「せきざくらの会」 インデックスページへ戻る
花巻市 農産加工グループ「せきざくらの会」
農産加工グループ「せきざくらの会」代表の五内川ツヤ子さんにお話を伺いました。

五内川ツヤ子さん


国道286号沿いにある直売所「案山子(かかし)」


「案山子に来れば野菜がある」と客足が途絶えない店内


手描きのポップが目印。土産用にまとめ買いする人も多い


女性は真っ先に店奥のプリン大福コーナーへ向かう

 若い主婦やOLのグループが商品を見ている。母親と一緒に女子高生が品選びをしている。普通の産直ではあまりないそんな買い物風景が、ここ花巻市宮野目にある農産物直売所「案山子」では当たり前のように繰り広げられている。彼女たちのお目当ては店奥の一画、豆腐や牛乳などの食品と一緒に並んでいる「プリン大福」だ。
 「最初は『どうかな』と思って作っていたけど、お客さんの口コミで評判がどんどん広がって。すっかり産直の目玉になりました」。
 棚から次々になくなっていくプリン大福を嬉しそうに眺めながら、五内川ツヤ子さんが話す。今や近隣はおろか全国にファンがいるほどの大ヒット商品―プリン大福は、五内川さんが代表を務める農産加工グループ「せきざくらの会」が開発したものである。


できたての生地は水飴のよう。柔らかさも美味しさの要素


クリームが溶けないよう手早く包む


昨秋導入したハンドミキサーで作業が大分楽になった


プリン大福、抹茶ババロア大福、カフェプリン大福と、冬季限定のかぼちゃ大福

 野菜の新鮮さと豊富さで人気を呼ぶ案山子内に「せきざくらの会」が誕生したのは平成13年。新たな産直の魅力づくりをしようと会員の中から17名の女性が集まり、きりせんしょやお茶餅などの菓子や総菜、仕出し弁当などの製造を手掛けるようになった。
 その中から生まれたプリン大福だが、開発は偶然の賜物だったようだ。「冬は作れないいちご大福の代わりに、焼プリン作りの得意なメンバーが試しに作ってみたら美味しいと言われて」と五内川さん。それがテレビ取材をきっかけに爆発的ブームとなり、全員で取り組むようになったという。
 製造は繊細な手作業の連続だ。ふわふわと柔らかいもち粉の生地を薄くのばし、中に甘いホイップクリームと焼きプリンをひとつひとつ包み込む。とろけるクリームと焼きプリンの食感のハーモニーは、今まで味わったことのない美味しさだ。「最初の頃は手のひらの熱で皮がすぐベタベタになって。失敗作はすぐ口に放り込んじゃってましたけどね」と五内川さんは笑う。


本物の焼きプリン入り。送料を負担すれば地方発送もしてくれる


あずき大福やしょうゆだんごも人気。総菜類も美味しい


素朴な味わいが懐かしい「おちゃもち」も定番


この時期、一番美味しいネギも人気商品

 現在、プリン大福のシリーズ商品は「抹茶ババロア大福」「カフェプリン大福」「かぼちゃ大福」の4種。いずれもメンバーがレシピを持ち寄り、皆で製造に取り組んできた。しかも「個人のアイデアを大事にしていくのが会のモットー(五内川さん)」というだけに、定番の大福でもヨモギやタカキビ粉など作る人によって違い、また季節によって新しい商品も店頭に並ぶ。その一方で、素材は地元で採れるものを基本に出来合いは使わないなど、材料と製法にこだわっている。食の匠直伝のきりせんしょなどの餅菓子はじめ、家庭の味を生かした素朴な仕出し弁当の人気も上々だ。 
 「忙しいけれどみんなと話せるのが何よりのストレス発散です」と五内川さん。数々のヒット商品は、楽しい交流の中から生み出されてきたようだ。


手作りほうきは産直設立時からのロングセラー


左手前から、五内川ツヤ子さん、阿部秀子さん、照井みつ子さん。後ろ左から、泉田照子さん、照井和代さん、熊谷智美さん

 産直の営業時間は8時30分〜18時、定休日は1月1〜3日。

宮野目特産物直売所「案山子」の場所と連絡先

住所:岩手県花巻市上似内6-126-1
TEL:0198-26-5211

案内図
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