平成17年9月 宮古市蟇目「ひきめの里直売所」 インデックスページへ戻る
宮古市蟇目「ひきめの里直売所」
農産物直売所「ひきめの里直売所」代表の山口京子さんにお話を伺いました。

山口京子さん


茹でトウモロコシは自慢の商品


20坪の店内に野菜や果物はじめ様々な品物が並ぶ

 「まず食べてみて下さい」と出された、茹でトウモロコシ。かぶりつくと粒々がはじけて、やさしい甘さが口いっぱいに広がる。「美味しいものを提供したいので、毎朝5時頃から畑で収穫したものを持ち寄るんです。車を運転できる人が少ないから、それぞれ背負いかごや一輪車に載せてね」。直売所代表・山口京子さんの茶目っ気たっぷりな言葉に、集まっていたメンバーからどっと笑いが起こる。さんさんと降り注ぐ太陽みたいに明るい笑顔だ。


国道106号沿いに立つ「ひきめの里直売所」


常時2人の当番制だが、お盆の時期はメンバー総出に

 国道106号沿い、旧新里村蟇目地区に「ひきめの里直売所」が開設されたのは平成13年春。視察で訪れた宮城県の産直で働くお年寄りたちの生き生きとした姿に感動し、小さなプレハブを借りて野菜を販売したのがきっかけだ。「うまくいくかどうかもわからずに始めて」と山口さんは笑うが、宮古管内初の産直は評判を呼び、翌年秋には補助を受けて20坪の独自施設が完成。今や沿岸はもちろん盛岡からもお客が訪れる人気の産直になっている。


焼きたての田楽豆腐が味わえる「およれんせ」


食の匠のメンバーが作った餅菓子

豆腐は地元で人気の豆腐店製。メンバーの一人でもある

味噌も自家製。にんにくは隠し味程度で食べ易い

 このあたりでは一番早く桜が開花するという蟇目地区では、その温暖な気候を利用して様々な作物が作られている。直売所にも春一番のハウス栽培のイチゴ、6月のサクランボに始まり、お盆時期には野菜や果物、切り花で店内があふれかえる。秋はりんご各種が彩りを添え、品薄の冬ですらほうれん草や小松菜、菜花などの葉物が並ぶという。また平成15年からは店舗横に工房「およれんせ」を開設し、田楽豆腐も販売している。わずか12人の会員で切り盛りしているとは思えない多彩さだ。


産地間交流先「やませの丘」からの海産物も並ぶ


共同の畑は27ha。手前のネギは学校給食に提供


トウモロコシの一部はイベント用に冷凍保存に回す


地元小学校との交流も積極的に行っている

 活動は販売所運営にとどまらない。新里まつりはじめ地区のイベントでは自慢の焼きもろこしや野菜を販売し、休耕田を使って野菜やブルーベリー、花などを共同栽培。野菜は地域の小中学校の給食用に提供するほか、共同の畑は収穫体験などの交流事業の場としても活用。また旧田老町の産直「やませの丘」との産地間交流も行っている。「お客さんと話すことの楽しさ、そして家族の応援があるから頑張れる」と山口さん。いくつもの人の輪が、ここ「ひきめの里直売所」を中心にして広がっている。なによりもその大切さを感じているのは、他ならぬメンバーだ。

「販売所に出すものがなくても一日に何度も顔を出します。ここは、私たちにはなくてはならない存在なんです」。山口さんの言葉に、笑顔のメンバーも大きく頷いた。


馴染みのお客さんとは話も弾んで


左から、刈屋文子さん、刈屋カオルさん、山口京子さん、佐々木アエさん

 営業は、4月〜9月が午前9時〜午後5時30分、11月〜3月が午前9時〜午後4時。定休日は毎週火曜。

「ひきめの里直売所」の場所と連絡先

住所:宮古市蟇目13−3−1
TEL:0193−72−3383

案内図
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