平成22年11月 二戸市立浄法寺小学校
「岩手とり肉の日」の給食交流会
オーブンで焼き上げた岩手産の鶏肉
生産者といっしょに元気に食べる
鶏肉は、低カロリーで高タンパク質であり、上質なコラーゲンを含むことから、最近は特に肥満が気になる人や肌の弾力を保ちたい人に喜ばれている。岩手県は、鶏肉の生産出荷羽数では全国第3位を誇るのだが、年間消費量は生産数の10パーセントにも満たない。「岩手でもっと鶏肉を食べてもらいたい」と願う岩手県チキン協同組合の呼び掛けにより、10月29日を「岩手とり肉の日」と呼び、県内各地の小中学校の給食の多くに岩手県産の鶏肉が使われることになった。今年で3回目となる取り組みだ。
学校ごとの食缶に焼きたての鶏肉を分け入れる
ひっつみ用に大鍋で鶏肉を炒める
二戸市学校給食センター調理員さんは24名
今回、訪問した二戸市学校給食センターがある二戸市は、県内で鶏肉の生産が多い市町村ベスト3のひとつ。「岩手とり肉の日」にぴったりの地域といえそうだ。二戸市学校給食センターは、市内の小中学校14校分の給食を作る施設。衛生安全管理がしっかりした新しい建物だ。所長の山舘忠則さんによると、日によって給食数は異なるが、平均で1日に約2,700食を作るという。調理員さんは、チーフで大槌町出身の小国学さんを含む24名。小国さん以外の調理員さんは、九戸村や軽米町を含む二戸地域の人たちとのこと。栄養教諭の長谷部紘子さんは「二戸地域は鶏肉をはじめ、豚肉や牛肉など、地元産の食肉で料理ができる、恵まれた地域です」と話す。献立づくりには、季節感と郷土色を採り入れることを心がけていて、地場産の旬の食材を使うようにしている。今の時期は、二戸産の長ねぎやジャガイモ、りんご。冬は白菜を使うそうだ。また、二戸地域にある給食センターは、地域の伝統的な食文化を伝えたいとの思いから雑穀を研究していて、毎月19日の食育の日を中心に、それぞれのセンターで雑穀を使った献立を作成。雑穀を麻婆豆腐やシチューに加えるなど、子どもたちに地域の食文化を伝える取り組みを行っている。「食べることを通じて、食材の命や食材を作る人、料理を作る人たちへの感謝の気持ちを大切にしてほしい」と長谷部さんは話していた。
学校給食センターから半径1キロ圏内で栽培された長ネギ
二戸の食文化に根付く雑穀入りごはん
栄養教諭の長谷部紘子さんと平野茉季さん
この日、給食交流会が行われたのは、新校舎が10月1日に建ったばかりの二戸市立浄法寺小学校。鶏肉生産者を代表して、二戸市の株式会社土橋ブロイラー社長である馬場隆男さんと九戸村の生産者である松倉邦夫さんが参加したほか、県北広域振興局副局長の佐々木和博さんと主査の田野島淑江さん、二戸市学校給食センター所長の山舘さんと栄養教諭の長谷部さんが参加。学校のいなにわホールで迎えてくれた1年生たちへの挨拶後、馬場さんから岩手とり肉の日についての話と鶏肉についての説明が行われた。持参した卵やひよこの写真に、子どもたちから「可愛い」との声が上がり、クイズでは笑い声が響く。次に登場した松倉さんから「真心を込めて生産した鶏肉を給食で食べてもらえて、ありがとうございます」の挨拶があり、長谷部さんから給食で食べる鶏肉について「鶏肉は体を作る基になる食べ物です」の説明ののち、いよいよ給食が始まった。
卵を手に持ち、子どもたちに鶏の説明をする馬場隆男さん
鶏肉生産者の仕事について話す
松倉邦夫さん
この日の給食で食べる部位を紹介する長谷部さん
この日の献立は、イナキビ・アワ・ヒエ・アマランサス入りの雑穀ごはん、牛乳、ひっつみ、鶏肉の梅風味焼き、インゲンのゴマ和え、かぼちゃのプチプリン。子どもたちは「鶏肉が好き」「インゲンがおいしい」「雑穀ごはん、よく食べるよ」と、それぞれ楽しそうに給食を食べていた。馬場さんは「クセがない鶏肉は、味付け次第で食べ方もいろいろ。さまざまな食べ方ができることを知ってもらうことで、岩手でもっと鶏肉を食べてもらいたい」と話していた。鶏肉自体はもちろん、業務の従事者の衛生管理も徹底している岩手の鶏肉。安全安心を追求する岩手の鶏肉が、地元の岩手でもっとたくさん食べてもらえる日を目指す「岩手とり肉の日」の給食。子どもたちが鶏肉を喜んで食べている姿が印象的だった。
いただきます! いよいよ給食。
鶏肉をはじめ、二戸地域の恵みがいっぱいの献立
ごはんも野菜もモリモリ食べる
鶏肉や長ネギが入ったひっつみを味わう
家庭でも作ってみよう!

| ひっつみ | |
|---|---|
【材料/約4人分】
※調味料は、お好みで調整してください。 |
【作り方】
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| 鶏の梅風味焼き | |
【材料/約4人分】
A
※調味料は、お好みで調整してください。 |
【作り方】
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