平成22年6月 住田町立有住中学校
元気の秘訣は住田町の恵みにあり!
根田校長先生と一緒に
住田町の恵みを「いただきます!」
住田町の恵み、新鮮な農産物
住田町は岩手県の東南部に位置する静かな山あいの町。総面積の9割が森林という環境であるが、峠を越えれば沿岸までは車でわずか20分程度。それゆえ山菜やきのこなどの山の幸はもちろん、三陸の海の恵みも身近な食材である。そんな住田の恵みをテーマに、さまざまな献立給食を行っている住田町学校給食センターを訪れた。
梅干しは子どもたちの
リクエストで登場
葉ものは徹底した洗浄を
行うのが基本
小学校と中学校合わせ
約460食を作っている
冬も間近な11月ながら、センターに届いていたのは大根やホウレンソウなど地元の新鮮な食材ばかり。「品数は多くはないですがいつも地元産のものを積極的に取り入れています」と、学校栄養職員の佐々木亜喜子さんはいう。春のわらびやフキなどに夏はキュウリなどの夏野菜、冬もジャガイモなど根菜類が地場産で、ハウス栽培の特産エノキタケは通年で使用されている。これら地場野菜の多くは、道の駅種山ヶ原ぽらんの生産者グループ「すみた種山ヶ原直売組合」から届けられており「納品サイズや納品時間など、組合の担当者が調理現場のことをよく理解してくれて助かっています」と佐々木さんも頼もしそう。住田町では町内の養護教員らが中心となって朝食にみそ汁を食べる運動を推進、センターでも給食を通して汁物のよさを伝える試みを行っている。この汁物に欠かせない野菜も、産直の協力と理解で安心安全な地場産を使える環境だ。
住田の味をよく知っている
5人の調理員さん
学校栄養職員の佐々木亜喜子さん。「住田の恵みを取り入れています」
女子はテニスかバレー部、男子は野球かテニス部に所属
この日の献立は、ご飯、けんちん汁、鮭の竜田揚げ、かまぼこ和え、梅干し、ミニゼリー。
住田産の大根とニンジンは郷土料理のけんちん汁に、ホウレンソウはかまぼこ和えにたっぷりと使った。ご飯の友の梅干しは道の駅の人気商品で、じつは子どもたちからのリクエストで使うようになったとか。「住田の梅干しは本当においしいから」と、佐々木さんも太鼓判を押す。
部活以外にもトレーニングに励む。食べっぷりも見事!
「まだおかず残ってる?」
給食が残ることはなし
「ありがとうございましたっ!」
来賓に元気なエール
給食タイムに訪れた有住中学校は県の陸上競技大会では上位ランクの強豪で、全国駅伝大会や全国体力づくりコンテストでも活躍している。強さの秘密は放課後の部活に加え、毎朝7時からと授業後に行っている走り込みなどの全校トレーニング。「きちんと食べてきちんと運動するのが我が校」と、根田真江校長先生も胸を張る。この日は町の教育委員会と産業振興課からの来賓2人が学校を訪問し、2年生と一緒に町内産の食材を使った「秋の恵み給食」を味わった。朝練に備え毎日しっかり朝ご飯を食べてくる生徒たちは給食も待ちきれない様子で、食缶はあっという間に空っぽに。食後は生徒代表の「いつも元気に走ることができます、これからもおいしい給食を楽しみにしています」のお礼の言葉に続き、全員起立してのエール。「ありがとうございましたっ!」。教室に響き渡る挨拶のなんと力強いこと。有住中の生徒たちはみなパワフルだ。
菅野ミイ子さん。
「食は元気の源。いつも気にかけています」
給食にも登場した大根畑で。
野菜はほとんど自家用でまかなえるとか
住田の特産、イチゴも栽培。
道の駅の人気商品だ
住田の大工さんに作ってもらった、
ゆべしの木型
パワフルといえば「すみた種山ヶ原直売組合」組合長の菅野ミイ子さんも、食生活改善推進委員会会長をはじめ住田町安全安心農業ネットワーク会議への参加など、じつにさまざまな活動に取り組んでいる。「元気の秘訣は食べもの」というミイ子さんだけに野菜はほとんど農薬を使わずに栽培しており、こだわりの農産物は首都圏からも注文が入るほど評判だ。さらにゆべしやかまもちなど郷土菓子づくりも得意で、地元の子どもたちを対象にした講習会を行うこともあるという。「私たちの頃は自然にあるものをうまく使って食べてきたからね」とミイ子さん。産直活動や菓子づくりを通し、食のたいせつさを子どもたちに伝えるべく頑張っている。
食べることは日々の基本。地域の安全でおいしい食べ物が、住田の子どもたちの元気の源だ。
家庭でも作ってみよう!

| 今回の材料(約4人分) | |
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【けんちん汁】
【鮭の竜田揚げ】
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【作り方】けんちん汁
鮭の竜田揚げ
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