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日本農業新聞トピックス

2018-03-29掲載 (東北版)

晴れの卒業式はかまで 要望に応え子ども用増 貸衣装需要高まる JAいわて花巻和賀町支店など 格安料金で地域貢献

 JAいわて花巻和賀町支店とJA女性部北上地域支部西部支部が行う「貸衣装」の需要が高まってきた。3月中旬には地元小学校の卒業式用に12着のはかまを貸し出した。女性部員や職員が着付けをし、卒業の晴れの日を祝った。
 貸衣装は30年以上行ってきたが4、5年前から利用者が激減。小学校の卒業式ではかま姿での出席が増えたことから、昨年から子ども用の着物やはかまのレンタルを始めた。
 同支店が旧和賀町農協の頃に行っていた冠婚事業のなごりで、ウエディングドレスや留め袖、羽織ばかまや訪問着、礼服などを格安で貸し出し、着物の管理やメンテナンスは女性部員が担う。
 豊富な品ぞろえや料金設定などで人気があり、年間30着を超える取り扱いがあったが、着物離れから需要が減り年間3、4枚の貸し出しになっていた。ここ数年、小学校の卒業式をはかま姿で出席することが増えたことから、地域住民や組合員家族からの要望があり、3着だった子ども用を12着に増やした。
 当日は子ども10人、大人2人に貸し出し、着付けた。事前に顔立ちに合った着物を見立て、肩上げなども全て女性部員と支店が行った。子どもばかまのレンタルと着付けを利用した高井智子さんは「JAが貸衣装をしていることに驚いた。良心的な金額にもかかわらずデザインもすてき。関わりがなかったJAがぐんと身近になった」と語った。
 料金も一般的な通常料金の約3分の1程度とあって、今後も利用者を増やし、組合員や地域に貢献したい考えだ。

着付けるJA女性部員との会話にも笑顔あふれる(岩手県北上市で)


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