平成21年3月 盛岡市立仁王小学校
開催!「全県米粉パン学校給食の日」


「いただきまーす!」みんな一緒に米粉パンをぱくっ

岩手県南産「ひとめぼれ」を3割使用した、
学校給食用米粉パン

 ここ数年、岩手県内でも注目されているのが「米粉」を使った食品。それも洋菓子やパンなど、これまでにない食品への利用が目立ちます。特に米粉パンについては学校給食に取り入れるところが増えており、平成18年度には45校だったのが19年度には96校の学校で年1回以上の米粉パン給食が実施されています。さらに20年度には(財)岩手県学校給食会により学校給食用米粉パンがメニュ−化され、岩手県パン工業組合でも製造研修会など技術指導を重ねてきました。
 こうした体制が整ったことから、岩手県では学校給食会はじめ岩手県農業協同組合中央会など6つの関係機関と協力し、県産米の消費拡大と地産地消をいっそう進めるべく今年1月下旬に初めての試みとして「全県米粉パン学校給食の日」を開催。期間中に県内各小中学校でさまざまな献立が提供されましたが、今回は盛岡市立仁王小学校の米粉パン給食の様子をご紹介します。


実施期間中、製造された米粉パンは全県合わせ約10万7千個

仁王小学校は自校式の給食。
給食当番の児童たち

4年生は2クラス。34人の高橋学級での給食タイム

 仁王小の給食は校内の調理室で作られています。およそ470人分の給食を作るのは、学校栄養職員の番地修子さんと4人の調理員さん。「できるだけ県内の食材を使うようにしている」と話す番地さんはJAや市内の生産者を通して県産品を調達し、畑の見学などを通して生産者との交流も行っています。その取り組みは栄養指導や先生を通して児童にも伝えられており、この日の給食前にも4年生の2学級で番地さんからのお話が。前日のホームルームでの予習に加えて番地さんからの説明も聞き、米粉パンについての理解を深めてからの給食タイムになりました。


「すごいモチモチしてる!」
おいしい笑顔

たくさんの取材陣に囲まれて、
ちょっと緊張気味?

米粉パンは初体験の児童も、
すっかりお気に入りに

 この日の献立は、米粉パンに合わせた洋食メニュー。パンに合うように少し濃いめの味付けにした「鶏肉のピザソース」に野菜たっぷりの「白菜スープ」、県産大豆を使った「豆々サラダ」とデザートのみかん。主役の米粉パンはじっくり味わえるように、ジャムなどは付けずに提供しました。


お米と米粉パンについて説明する、栄養職員の番地さん

米粉のさまざまな利用法についての説明もありました

仁王小の調理スタッフ。左から、安保浩さん、中野弘さん、栄養職員の番地修子さん、徳田紀子さん

 「いただきまーす!」真っ先に米粉パンをほおばった4年生のみんなからは、「すごい!もちもちしてる」「しっとり感が違う」と驚きの声が。きめが細かくもっちりとした食感、そしてほのかな米の甘みは「おいしい」と大好評で、早くも「また食べたい」との声があちこちで聞かれました。
 日本の主食の米を「米粉」として使うことは米の需要拡大につながり、ひいては休耕田のより有効的な活用にも結びついていきます。今回の全県給食会をきっかけに、岩手県でも今後さらに米粉を使った食品の普及が進んでいくことが期待されています。

完成給食


米粉パンに合わせた洋食メニュー


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