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スパイシーな香り、野菜と肉の美味しさがたっぷり溶け込んだルウ。大好きなカレーの登場に、黒沢尻北小学校の給食タイムはいつも以上ににぎやかだ。「カレーなら苦手な野菜もたくさん食べてもらえますからね」。もりもり給食を食べる児童を見守りながら話すのは、北部学校給食センター学校栄養職員、布施章子(あやこ)さん。今日は秋の特別給食「きたかみカレーの日」の紹介のため、ここ黒沢尻北小を訪問した。
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ダイコン、ニンジン、タマネギ、キュウリも北上産
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小学校2校と中学校3校、約3400食の給食を提供する北部学校給食センター
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機械で残ったサトイモの皮は一個一個手作業でむいていく
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ていねいに皮むきされたサトイモ。果肉が白いのは二子産の特徴
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センターの調理士は15人。写真手前左より、菊池由希子さん、斎藤真理子さん。後ろ左より、伊藤亜子さん、高橋由紀さん、武蔵英樹さん
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北部給食センターの学校栄養職員、布施章子さん(右)と佐藤歩美さん。旬を生かした献立作りに取り組む
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地産地消に力を入れている北上市では、北部・中央・西部の各学校給食センターと行政関係機関、野菜納入業者で組織された「北上学校給食納入振興会」が協力して、給食により多くの地場産物を利用する運動を進めている。「きたかみカレーの日」は平成17年度から始まった取り組みのひとつで、9月には地場産のジャガイモやタマネギを使ったカレーが、10月にはなんと特産のサトイモ「二子さといも」入りのカレーが登場する。「サトイモカレーは、地元(二子地区)の主婦グループとの講習会がヒントになってできたメニューです」と布施さん。普段から地場産野菜を取り入れた献立を提供しているとはいうが、特にこのレシピには産地ならではのアイデアが光る。
この日の献立は、サトイモカレーとご飯、ダイコンサラダ、プレーンオムレツ。
カレーのいいところはニンジンやジャガイモ、タマネギなど地場産利用率の低い野菜をたくさん使えること。しかも今回はジャガイモの代わりに特産のサトイモを使い、肉も北上産の「白ゆりポーク」と県産牛の合挽というこだわりだ。もちろんサラダのダイコンとキュウリも地場産。「5月から6月は特産のアスパラ、夏はピーマンやキュウリ、ジャガイモ。秋冬ならキャベツや白菜、ダイコンをよく使います。野菜の旬、そして地場産物のよさを子どもたちに伝えていきたいですね」と布施さんは話す。
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給食当番も大忙し。食缶の中はあっという間に空っぽ
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給食を食べながら布施さんのお話を聞く黒沢尻北小の子どもたち
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地域の食を学ぶため、黒沢尻北小では野菜や米などの農業体験も行っている
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特産の二子さといもは、300年以上前から二子地区で栽培されてきた伝統野菜。「二子さといも生産組合」組合長の及川正則さんは、約200名の組合員とともにサトイモ栽培の歴史を守っていくために頑張っている。「地域の宝の二子さといもを、将来の宝である子どもたちに食べてもらえることは何よりうれしい」と微笑む。給食のサトイモカレーには「こういう食べ方もあるんだと驚いたが、とてもいいこと」と期待も大きい。
最初こそサトイモカレーにびっくりしていた黒沢尻北小の子どもたちだったが「とろっとしてておいしい」とすっかり気に入った様子。教室を訪れた布施さんには「また作ってね!!」と、うれしいリクエストが寄せられた。
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「おいしかった!またカレーを作ってね」。うれしいふれあい
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サトイモは二子地区を中心に約60ヘクタールの規模で栽培されている
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茎の部分が赤いのが「二子さといも」の特徴
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及川正則さん(手前右)と「二子さといも生産組合」のみなさん。サトイモ作りの伝統を受け継ぐベテランぞろい
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