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岩手県を南北に貫く大河・北上川。その源泉がある岩手町は、東は北上山地に属し、西は奥羽山脈に連なる山々を間近に望むロケーション。起伏に富んだ地形に加え寒暖差が大きい環境は、そばや野菜などの栽培に生かされている。特産のひとつブルーベリーは全国でも有数の栽培面積を誇り、近年はキャベツ「春みどり」の栽培がさかん。平成18年度にはキャベツ販売額10億円を達成し、全国ブランドとしての地位を確立した。また農業振興以外でも「ホッケーの町」「石彫の町」「北上川源泉の町」など、特色ある町づくりに取り組んでいる。
源義家にまつわる伝えが残る、北上川源泉・弓弭の泉は町の北部に。泉のそばには御堂観音堂が立ち、神聖な雰囲気が漂っている。町を東西に走る北緯40度線上に設置された北緯40度公園には、地球儀をかたどったシンボル塔があった。岩手町の情報交流基地である道の駅「石神の丘」には屋外彫刻美術館「石神の丘美術館」が隣接。近隣の「彫刻公園」や町内でも国内外の彫刻家の作品を見ることができ、アート気分に浸るにもいい環境だ。
道の駅で手打ちそばを提供している岩崎薫さんと笹渡とも子さんの案内で、昔から美味しいそばの産地として知られる岩瀬張地区を訪れた。「粒は細かいけど風味がある。なによりも味が最高だね」と、実りの畑を満足そうに見渡す岩崎さん。母そして義母から仕込まれたそば打ちの技を若い世代にも伝えようと、地元岩瀬張小学校の交流会にも参加している。石臼引きでつなぎを使わずに仕上げた十割そばは、熟練の技の賜物。11月頃には待望の新そばが食べられそうだ。
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