平成19年10月 実りの季節輝く北上川源泉の町(岩手町) インデックスページへ戻る

源義家が弓弭(弦をかける部分)を岩に差し、水が湧いたと伝わる北上川源泉

 岩手県を南北に貫く大河・北上川。その源泉がある岩手町は、東は北上山地に属し、西は奥羽山脈に連なる山々を間近に望むロケーション。起伏に富んだ地形に加え寒暖差が大きい環境は、そばや野菜などの栽培に生かされている。特産のひとつブルーベリーは全国でも有数の栽培面積を誇り、近年はキャベツ「春みどり」の栽培がさかん。平成18年度にはキャベツ販売額10億円を達成し、全国ブランドとしての地位を確立した。また農業振興以外でも「ホッケーの町」「石彫の町」「北上川源泉の町」など、特色ある町づくりに取り組んでいる。
 源義家にまつわる伝えが残る、北上川源泉・弓弭の泉は町の北部に。泉のそばには御堂観音堂が立ち、神聖な雰囲気が漂っている。町を東西に走る北緯40度線上に設置された北緯40度公園には、地球儀をかたどったシンボル塔があった。岩手町の情報交流基地である道の駅「石神の丘」には屋外彫刻美術館「石神の丘美術館」が隣接。近隣の「彫刻公園」や町内でも国内外の彫刻家の作品を見ることができ、アート気分に浸るにもいい環境だ。
 道の駅で手打ちそばを提供している岩崎薫さんと笹渡とも子さんの案内で、昔から美味しいそばの産地として知られる岩瀬張地区を訪れた。「粒は細かいけど風味がある。なによりも味が最高だね」と、実りの畑を満足そうに見渡す岩崎さん。母そして義母から仕込まれたそば打ちの技を若い世代にも伝えようと、地元岩瀬張小学校の交流会にも参加している。石臼引きでつなぎを使わずに仕上げた十割そばは、熟練の技の賜物。11月頃には待望の新そばが食べられそうだ。

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静かな水をたたえる弓弭の泉

坂上田村麻呂が建立したと伝わる御堂観音堂

源泉そばに整備された「いわてまち川の駅」

この小さなせせらぎが太平洋に注ぐ大河のみなもと

キャンプ場などのある「北緯40度公園」のシンボル塔

岩手町の情報発信・交流の拠点。道の駅「石神の丘」

産直・物産コーナーには町内の特産品が勢ぞろい

野外彫刻ゾーンも見応えある「石神の丘美術館」

岩手町役場に隣接する「彫刻公園」

平成14年、東北新幹線開業に合わせて完成した「いわて沼宮内駅」

町の中心部、大町地区にある休憩・交流施設「街の駅よりーじゅ」

山峡のそば畑は約3アール。ほかにも地区内で栽培している

「そばは自分で作って自分で打つのが一番」と岩崎さん

岩瀬張産のそばは、小粒ながら風味がよいと評判

岩崎薫さん(左)と笹渡とも子さん。岩崎さんはパワー工房の初代組合長
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