平成19年6月 農の大地・イーハトーブ花巻(花巻市) インデックスページへ戻る

賢治が農業指導を行った「羅須地人協会」の建物

 花巻市は北上川沿いに広がる緑豊かな田園都市。稲作を中心に野菜、果樹、花きなどの農業が盛んであり、近年は作付け面積日本一を誇る雑穀の生産地として知られるように。また日本三大杜氏・南部杜氏による酒造りや、特産のぶどうを生かしたワイン造りも行われている。
 この大地を「イーハトーブ」と呼び、こよなく愛したのが宮沢賢治。晩年は農業の普及と指導のため「羅須地人協会」を設立した賢治が住んでいた家は、今は花巻農業高校敷地内に移築され、大切に保管されている。「雨ニモマケズ詩碑」はかつての羅須地人協会跡に建ち、静かに花巻の大地を見守っているかのよう。市街地にある「ぎんどろ公園」は、賢治が教鞭を執った花巻農学校の跡地。近くには賢治の眠る「身照寺」もある。
 花巻の農産物の豊かさは生産者の情熱の現れ。産直施設「母ちゃんハウスだぁすこ」には旬の農産物がずらり並び、平成15年度からはグリーンツーリズム事業も本格スタートしている。稲作はじめスターチスやリンドウなどの花き類を手掛ける菅原光子さん宅では、田の植え直しや花の出荷など忙しい日々が続く。6月には東京の中学生が農業体験に訪れるが「やっぱり喜ぶ姿を見るのはうれしい」とにっこり。自宅前を流れる川のほとりには、賢治の作品にも登場するサイカチの木が大きな緑陰を作っていた。

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ここでは農業指導にとどまらずコンサートも行われたという

胆玄関前の文字は賢治の直筆。花巻農高生が上書きを続けている

畑を散策する賢治の姿を再現した銅像も建っている

昭和11年建立の「雨ニモマケズ詩碑」。命日の9月21日には賢治祭が行われる

雨ニモマケズ詩碑の近くにある「同心屋敷」は、曲がり家形式の武家屋敷

花巻農学校跡地の「ぎんどろ公園」は市民の憩いの場

賢治の眠る「身照寺」。春はシダレザクラが美しい

市街地にある観光と物産情報施設「まちなかビジターセンター」

市民はもとより観光客にも人気の産直施設「母ちゃんハウスだぁすこ」

花巻の特産物が並ぶ「だぁすこ」の店内。食堂もある

ひとめぼれの植え直しをする菅原さん

スターチスの出荷は6月半ば辺りまで。その後はお盆用のりんどうが忙しい

菅原さんが「こだわり米」の稲わらで作る正月飾り。「だぁすこ」の人気商品だ

樹齢100年は経つという見事なサイカチの巨木

稲作に花き栽培、農業体験も受け入れている菅原光子さん
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